ルーレットの魅力のひとつは、その多様な賭け方にあります。ベットは大きく分けて「インサイドベット」と「アウトサイドベット」の2種類に分類され、それぞれに異なるリスクと配当倍率が設定されています。本節では、この2つのベットタイプの違いと代表的な賭け方について詳しく解説します。
インサイドベットとは
インサイドベットは、ベットテーブルの「数字エリア(0〜36)」内に賭ける方法で、個別の数字や少数のグループに対して賭けます。高配当ですが当選確率は低くなります。
- ストレートアップ(Straight Up):1つの数字に賭ける(配当:35倍)
- スプリット(Split):隣接する2つの数字にまたがって賭ける(配当:17倍)
- ストリート(Street):横一列3つの数字に賭ける(配当:11倍)
- コーナー(Corner):四隅に接する4つの数字に賭ける(配当:8倍)
- ライン(Line):2列6数字に賭ける(配当:5倍)
アウトサイドベットとは
アウトサイドベットは、数字の性質(色、偶奇、範囲)に賭ける方法で、ベットテーブルの外側に配置されています。当選確率は高めですが、配当倍率は低く設定されています。
- 赤/黒(Red / Black):色に賭ける(配当:1倍)
- 偶数/奇数(Even / Odd):数字の偶奇に賭ける(配当:1倍)
- ハイ/ロー(High / Low):1〜18または19〜36に賭ける(配当:1倍)
- ダズン(Dozen):12個単位のグループに賭ける(配当:2倍)
- カラム(Column):縦列の12数字に賭ける(配当:2倍)
戦略的な使い分け
プレイヤーのリスク許容度やゲームスタイルに応じて、インサイドとアウトサイドのバランスを取った戦略が求められます。高リスク高リターンを狙うならインサイドベット、安定志向ならアウトサイドベットを中心に構成するのが一般的です。
第2章 第2節「各ベットのペイアウトと確率の計算方法」へ進む。